韓国のことを知っていくと、その言葉もペラペラ話せたらな、と思い韓国語の勉強をスタートされる方が多いかと思います。
やっぱり、韓国ドラマを字幕なしで観たり、大好きなK―POPを聴き取りたいですよね。そして韓国旅行が再開されたからには、現地の人たちと韓国語でコミュニケーションを取りたいものです。
そんな韓国語。
よく、日本語と文法や言葉の音が似ているから簡単だと聞きますが、やはり母国語ではない限り難しいですよね。
最初に文法を覚え、単語を覚えても、一筋縄にいかないのが外国語。
母国語である日本語ですら、正直まだ知らなかった!という言葉がたくさんあったりしませんか?
そう、言葉は母国語であろうと外国語であろうと、覚えることはたくさんあります。
ましてやネイティブではない言葉。大きな壁があって当たり前なのです。
日韓ハーフだから韓国語喋れて韓国語を喋れて当たり前じゃない?
いいえ、違います。声を大にして、本当に、違います。
確かに、母の故郷チェジュ島へは幼い頃からよく行き来しましたが、韓国語を話すために私は猛勉強してきました。母から韓国語を教わることはなぜかなく、ほぼ独学です。私なりに乗り切った方法が読んでくださっている方の少しでもお役に立てたらと思って書きます。
韓国語が上達したと思えない?その原因は?
韓国語が上達したと実感できていないパターン
韓国語を継続して勉強してきた方達の中で、自分は上達していないのではと思う方達の多くは、その学べたことを実際に使う機会があまりないため、実力を実感できていないということが多くあります。独学で学んでいらっしゃる方は特にそうかもしれません。自分の韓国語の成長を把握することが難しく、上達しているのかしていないのかわからないという状態に陥ってしまっている可能性が高いです。
本当に上達していない場合は
これは、ズバリ。努力が足りません。
赤ちゃんが最初から母国語を話せるわけではなく、自然と母国語に触れる環境に身を置くことで、少しずつ身につき、やがてコミュニケーションが取れますよね。
しかし、半年以上韓国語に真剣に向き合っているつもりでも、いまいち実感できない場合は、能力ではなく努力が足りないと言えるでしょう。
そして、今の勉強方法を見つめ直すいい機会でもあります。
単純に単語ばかりを覚えてくばかりではなく、“どのように使うのか“を知ることが何よりも早く喋るためのコツになります。
それを知った上で、単語を習得し実際に声に出してみることで、少しずつ身についてきます。ぜひ一度、勉強方法を見直すいいチャンスだと思って振り返ってみましょう。
上達するためには、インプットの後には必ずアウトプットの機会を作る
それでは、1でお話ししたように、実際にある程度の知識は入ったけど、いまいち韓国語がどれくらい話せるか不安になっている方への詳しい方法をお伝えします。
韓国語で投稿するSNSアカウントを作り、運用する
実際に韓国語を勉強されている方で、最近はTwitterやInstagramなどで韓国語発信をされていらっしゃる方が多くいます。
『今日行った場所。』『美味しいカフェを見つけた。』『今日は空が綺麗。』
など、本当に最初は一言で十分です。でもここでポイントになるのが、翻訳機に頼らないこと。翻訳機に頼ってしまっては、せっかくの実力を発揮することができません。最初は一言。なんなら単語だけでも大丈夫。毎日1投稿できるよう目指してみてはいかがでしょうか。
また、その時にとても大切なポイントがもう一つ。それは『韓国語のタグをつけること』です。韓国語のタグをつけることで、韓国のSNS利用者の目に入ります。
続けていれば、マメな性格の方が多い韓国の人からコメントやメッセージがくるかもしれません。運よくお友達になることができれば、韓国語で会話する機会も少しずつ増えてくるはずです。SNSは現代のフリーパスポート。活用しない手はありません。
このように、最初のアウトプットのきっかけとして、TwitterやInstagramなどのSNSを活用されてみてはいかがでしょうか。
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韓国語検定を受けてみる
英語だと英語検定やTOEICなど、実力を試す機会がありますよね。
韓国語にも同じようにあるのです。それが『韓国語能力検定(TOPI K)と言われるものです。
韓国語検定は、聴き取り・筆記・読解の3つから構成されており、それぞれ初級から上級まで分かれております。細かくは初級が1級、上級は6級となります。
年に3回行われるこのテストは、検定料も良心的な価格となっており、ぜひおすすめの実力を図るツールと言えます。
しかし、ここでもポイントがあります。
それは目標を細かく設定することです。
いきなり中級レベルを目指すのではなく、3ヶ月~半年おきに1級ずつ上げていくイメージでいいと思います。それも自分のペースを崩さない目標が大事です。
無理に詰め込みすぎて、韓国語の勉強自体が嫌いになってしまっては本末転倒です。
自分自身の環境に合わせ、出来る範囲でやり切る、という目標を設定することをおすすめします。
韓国人が経営しているお店やカフェに行ってみる
これは、地域によってそのようなお店がある、ないの差があるかもしれませんが、ぜひ試して欲しいことの一つです。
気さくな方が多いので、きっとお声がけすることでコミュニケーションを取ることができると思います。最初は恥ずかしかったり、怖かったり、と不安に思うかのしれませんが、韓国に実際に行く前の予行演習だと思い、ぜひチャレンジしてみてください。
その勇気が新しい次の展開に連れて行ってくれるかもしれません。
韓国語スクールに通ってみる
SNSはやっぱりちょっと苦手・・・という方には韓国語スクールに通ってみることをおすすめします。
独学である程度網羅できるとしても、その言葉を『使う』という点ではやはり手軽にコミュニケーションを取りやすい環境に身を置いた方が、スピードを持って習得することができます。
また、韓国語スクールでは同じような状況や悩みを持っているいろんな方にも会うことができます。同じ境遇の方と、新たに情報を交換できたりもするので、モチベーションも上がりますね。
さらに、なんといっても講師の方と実際に韓国語を使って話をすることで、覚えた韓国語がうまく使えているかどうかのチェックにもなります!
「韓国語レッスンはお金が・・・」と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、最近の韓国語は60分500円という格安のレッスンもあり、オンラインでのプログラムもたくさん増えました。
昔と比べるとはるかに気軽に、プロから韓国語を学ぶことができるので、ぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は韓国語の勉強に息詰まってしまったり、スランプに陥っている方へ向けて書かせていただきました。
きっと、続けているといいことがあります♪
これからもみなさんが楽しく韓国語に触れられますように。