「韓国人と結婚すると大変じゃない?」
「姑が意地悪ってきいたけど」
「ご飯とか大丈夫?」
筆者は日韓夫婦です。
ときどき上記のような質問を受けます。
韓国ドラマの流行でお茶のまでも気軽に韓国人の恋愛や結婚生活をみることができますよね。
実際の韓国人の結婚生活が韓国ドラマによく反映されているのは事実です。
韓国人と結婚するとデメリットばかりなのでしょうか。
これから韓国人と結婚しようと思っている人はぜひ最後までご覧ください。
メリットだってたくさんありますよ!
韓国人との結婚デメリット
良いことがたくさんあっても1つ嫌なことがあれば全てが嫌になってしまうものです。
韓国人と結婚すると下記のようなデメリットがあります。
・日韓関係の良し悪し
・子供の国籍
・文化の違い
・実家になかなか帰れない
ビザなど役所関係
ビザの申請や婚姻届など役所関係は、日本と韓国両方に届出をしなければなりません。
韓国人との結婚だけでなく国際結婚した人達みんなが経験しているはずです。
申請書類をそろえたり、届出をするのに大使館へ行かなければならなかったり本当にめんどくさいです。
日韓関係の良し悪し
政治で日韓関係が良いときと悪いときです。
日韓関係が良いときはいうことはありません。
しかし悪いときは、自分が悪いわけではないのですが周りの風当たりが強いように感じられます。
何年か前の不買運動などが1つの例です。
子供の国籍
子供の国籍です。
韓国も日本も二重国籍を認めていません。
二重国籍を認めていないため日本と韓国どちらかの国籍を選択しなければなりません。
特に男の子の場合は軍隊があるために18歳になる前に選択しなければならないのです。
子供の国籍問題でもめることもあります。
文化の違い
文化の違いです。
文化の違いは韓国と日本に限ったことではありませんが、ときには大きな摩擦になります。
食事のマナーでみると韓国では茶碗などは持って食べず左手は食卓にのせません。
しかし日本では両手を食卓の上にのせ、茶碗を持って食べます。
韓国では目上の人に対するマナーが日本よりは厳しいです。
目上の人の前でお酒を飲むときはグラスを片手でかくして横を向きます。たばこも目上の人の前ではすいません。
文化の違いはなれるまではなかなか不便です。
実家になかなか帰れない
実家に帰りたくてもすぐには帰れません。
飛行機を予約してパスポートを準備して…
パートナーと喧嘩したりホームシックになったときに帰りたくても帰れないのです。
帰るまでに時間もお金もかかってしまいます。
何年か前からはじまったコロナのように飛行機を制限されるともっと帰れなくなります。
筆者はコロナだけが問題ではありませんが、6年間韓国に行くことができませんでした。
韓国人との結婚困ったこと実例
韓国人と結婚するデメリットを説明しましたが実際に韓国人と結婚して困ったことってなにか気になりませんか?
嫁姑問題
1. 시어머니가 집 비밀번호를 알고 거의 매일 연락도 없이 찾아오세요 ^^
(お義母さんが家の暗証番号を知っていて毎日連絡なしで訪問してきます)
2. 저흰 딩크족이라 결혼할 때부터 애 없이 살기로 했는데, 계속 언제 애기 가질거냐고, 회사는 언제 그만둘꺼냐고 닥달을 합니다. (私たちは結婚するときから子供産まないと決めたのに、ずっといつ子供産むのか・いつ会社をやめるのかせめてきます。)
3. 그놈의 다큰 아들이 뭘 어떻게 먹었는지, 아침은 먹였는지 이것도 매일 물어봐요… 신혼 때 아침 안먹이고 출근시켰다고 결혼하고 지금까지 약 2년을 욕먹고 있네요 🙂 아주 배불러요. (自分の息子が何を食べたのか・朝ごはんは作ったのか、毎日聞いてきます。新婚の時、朝ごはんを食べさせないで出勤させたことを結婚して2年たった今でもいってきます。)
솔직히 제가 뭘 실수를 해서 일부러 그러는건 아닌가 싶어서 물어봤지만, 그냥 하는 꼴이 맘에 안든다고 하니 저도 이제 도저히 못살겠어서 만세 부르렵니다. (正直私が何か失敗をしたからわざとそうしているのか聞いてみたけれど、「ただ気に入らないだけ」というのでもうお手上げです。)
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上記は韓国人のお嫁さんの悩みですが、日本人が嫁になっても同じことです。韓国人よりも慣れていないのでもっとつらく感じてしまうでしょう。
筆者のお義母さんは、本当に優しくて良い人なので上記のような悩みをもったことはありません。
お義母さんだけでなく義理のお姉さんや妹が問題になるケースもあります。
言葉の問題
韓国語があまり上手じゃなかったときに結婚し、1年間夫の実家で一緒に住んだので義父母やお祖母さんとのコミュニケーションに困りました。
聞きたくても何と言っていいのか分からなかったり、何を言ってるのか100%理解できずに頼まれたことができなかったこともあります。
義父母はとても良い人だったので優しく対応してくれましたが、もどかしい気持ちでいっぱいでした。
特に電話は声しか聞こえないため聞き取りに苦労しました。発音が悪くて通じないこともありました。
ビザ関係
結婚してから韓国に住んだのですが、永住権をもらえるまではビザの更新にいかなければなりません。
2年ごとにソウルではなかったので2時間ぐらい車に乗って出入国管理所まで行きました。
当時の出入国管理所の人たちは態度が悪く長い時間またされ、いつもイライラさせられました。
子供の国籍
筆者には長男長女がいます。
小さい頃は二重国籍でしたが、成人したときにはどちらかの国籍をえらばなければなりません。特に男の子は軍隊に行かなければならないので18歳までには選択をせまられます。
筆者の息子は日本では私の姓を名乗っているため、日本国籍を選ぶと夫の姓が途切れてしまうという問題が考えられました。
幸い夫は息子の意志を尊重すると言ってくれましたが、姓が途切れてしまわないように韓国籍を選ばせる人やもめてしまう人もいます。
韓国人との結婚メリットだってこんなにある
韓国人との結婚はデメリットしかないわけではありません。
韓国人と結婚しなければ分からなかったこともたくさんあります。代表的なメリットは下記のとおりです。
・バイリンガル
・記念日
・愛情表現
・永住権をもらえる
家族の大切さがわかる
家族の大切さがわかります。
最近、日本では家族や親戚で集まることが少なくなってきています。
韓国では家族や親戚の集まりが頻繁にあります。一週間に一回の集まりや連絡はほぼ毎日が普通です。
はじめは負担に思える集まりですが、慣れてしまえばとても楽しくあたたかい気持ちになれます。
家族の一員としてとても大切にしてくれるのです。
ただ筆者の場合は慣れるまでに5年ぐらいかかりました。
人見知りや人づきあいが苦手な人はなれるまで少し大変かもしれませんね。
バイリンガル
韓国に住んだ場合ですが、韓国語と日本語のネイティブになれます。
はじめは韓国語があまり上手じゃなくても住んでいるうちに覚えてしまいます。
筆者の場合は子供たちが小さい頃は韓国に住んでいて、韓国に住んでいる間家の中では日本語をはなしていました。
日本に来てからは家の中で韓国語を話しています。子供たちは必然的にバイリンガルになります。
記念日
韓国人は記念日を忘れずに過ごします。
結婚したばかりはきちんとしてくれた記念日も、結婚生活が長くなったり忙しかったりするとスルーしてしまうこともありますよね。
自分が記念日を忘れていてもパートナーがしっかりと覚えていて花束やプレゼントをくれます。
パートナーに大切にされてることをいつも実感できますよ。
愛情表現
愛情をいつも感じることができます。
愛情を積極的に表現してくれるのでいつまでも幸せなきもちでいられるでしょう。
韓国人はレディーファーストが身についています。
買い物にいったときに荷物を持ってくれたり、家事を手伝ってくれたり日常生活をしながら守られてるなと感じられることがおおいです。
永住権をもらえる
韓国に住んでいれば韓国の永住権が、日本に住んでいればパートナーが日本の永住権をもらえます。
永住権を持っていて良いことは韓国にいったときに空港で外国人として入国しないことです。
外国人観光客の長い列に並ばずに入国することができます。
また大統領選挙はできませんが、地方選挙権をもらえます。
韓国人じゃなくても政治に参加できるのです。
しかしパートナーが日本で永住権をもらっても残念ながら選挙権はもらえません。
まとめ
韓国人との結婚してデメリットだと感じたのは下記です。
・日韓関係の良し悪し
・子供の国籍
・文化の違い
・実家になかなか帰れない
韓国ドラマをみて韓国人は優しくて韓国人と結婚したいと思う人が増えているようですが、韓国に観光でいくのと結婚して住むのとでは全く違います。
実際は思っているよりも大変です。
しかしデメリットしかないわけではありません。メリットもたくさんあります。
韓国人との結婚のメリットは
・バイリンガル
・記念日
・愛情表現
・永住権をもらえる
上記が考えられます。
韓国人との結婚は日本人と結婚するときよりもデメリットがあるのは仕方のないことです。国が違えば文化も違います。問題をかいけつするのにいつもより時間がかかるのは当然です。
韓国人との結婚だけにデメリットがあるわけではありません。日本人でも育った環境によるちがいから生じるデメリットもあります。
韓国人との結婚を考えるときは以下のことを覚悟しましょう。
・パートナーの家庭環境
・お互いの国の文化や習慣を理解する
デメリットだけを考えてしまうと韓国人とは結婚できません。「嫌なことが1つあったら良いことを2つ探す」のように1つずつ乗り越えていくことが大切です!