日本からは飛行機や航路で気軽に行ける、最も近い海外である韓国。
しかしながら、近年の日韓関係があまりよくなかったり、日本人女性の旅行者が危険な事件に巻き込まれたりと、様々なニュースを目にすると不安になりますよね。
そんな韓国旅行を女性だけで行くのは、実際危険なのかどうなのか、また観光地の治安はどのようになっているのかなどを、日韓ハーフの目線でしっかりお伝えしたいと思います。
韓国を旅行するのに女性だけで行くのは危険?
気軽に行ける隣国、韓国ですが、女性同士で行かれることも多い圧倒的人気の海外ですよね。
BTSやBLACK PINK、また韓国ドラマや映画も人気が根強く、観光客の受け入れが再開された今、行きたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
そんな韓国、“女性だけで行くときは治安は大丈夫なの?”など、不安になったりもしますよね。
実は、アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング2022」によると、韓国はのランキングは53位となっています。(ちなみに日本は9位です。)
参照サイト↓
つまり、治安としては『やや危険』と言えるでしょう。
では、どのような理由で『やや危険』なのか、リアルな状況を解説したいと思います。
韓国旅行での女性旅が危険な理由1.日韓関係の悪化
以前から問題になっていた徴用工の話題がこじれ、2019年8月には日本が韓国をホワイト国から除外。さらに韓国側はGSOMIAを破棄という、政治的な課題が尽きないのが現状です。韓国の大統領が、ムン・ジェイン大統領からユン・ソンニョル大統領へ交代したことで、少しは改善の兆しがみられつつありますが、これまで約5年間の悪化はとても深刻なものになっています。
反日感情を持った方や、竹島問題等の政治に対する不快感から日本人観光客に攻撃的な言動をする方も少なからずいます。
韓国旅行での女性旅がやや危険な理由2.日本人が被害にあった事件
直近でとても話題になったのが、2019年8月23日にソウル麻浦区で地下鉄弘大入口駅の近くで起きた、弘大日本人女性暴行事件。10代の日本人女性観光客の女性が、道で声をかけてきた執行猶予中の30代の韓国男に「チョッパリ」(朝鮮半島で日本人に対して使われる差別用語)などとヘイトスピーチされ、髪の毛を掴まれた後に地面に殴りつけられ、顔面を蹴られた暴行事件がありました。
この事件を知り、女性だけの韓国旅行に危険を感じた方もおられるのではないでしょうか。今回は被害者がSNSで事件の動画やその様子を拡散させたことで公になりましたが、ニュースにすらなっていない事件は数多くあるのも事実です。
韓国旅行を女性だけで行く際に注意しなければいけないポイント
それでは具体的に、どのようなことに注意をしなければいけないのかをお伝えします。
韓国人男性からのナンパ
先ほどお伝えした、弘大日本人女性暴行事件にもあったように韓国人男性からの声かけにはとても注意が必要です。
詳細についてはこちら↓
日本と比べると、韓国の性犯罪率は高くなっています。日本語で声をかけられ、意気投合した状態で一緒にクラブや居酒屋でお酒を飲みにいき、そのまま性犯罪に巻き込まれるという事案も少なくはありません。
それは、韓国人男性が、日本人女性は性に関して”ガードが比較的緩い”と考えている人が多いからです。
例え、顔が好みの男性であったとしても簡単についていくことはせず、もしトラブルに巻き込まれそうになった場合は周りの方に助けを求めるなどして、自分の身を守ることが大切です。
トイレの利用について
韓国の飲食店では、未だ店舗内にトイレが設置されていることが少なく、また、男女共用になっている場合も多くあります。
明るい時間帯ならまだしも、夜お酒を嗜んでいてトイレに行くときは、とっても危険と覚えておいてください。
大抵は一旦店の外に出て、近くにある場合が多いのですが、稀に暗がりの小道に入らなければトイレに辿り着けない、という場合もあります。なるべく、そのような場所でトイレを利用せず、できればホテルやショッピングモール、公共の施設で利用することをおすすめします。
お酒が入って気が大きくなっている男性もいるという点に注意しましょう。
タクシーを利用するとき
日本に比べ、比較的安い価格帯で利用できるタクシー。目的地までもすぐに行くことができるため、利用される方は多いのではないでしょうか。しかし、ここでも注意が必要です。
その一つ目は、あえて遠回りをして料金メーターが上がるようにするタクシーがいるということです。こっちの道の方が早いから、などの理由を述べて、わざと多く走り日本人観光客に必要以上のタクシー代を請求しようとするタクシードライバーも少なからずおります。
できるだけ、googlemap等を利用し、そのmap通りに行って欲しいということを事前に強く伝えることをおすすめします。韓国語が苦手な方は、翻訳機を使うなどして、こちらの強い意思表示をしましょう。
二つ目の注意点は、夜のタクシーです。日本でもたまに見かける個人タクシーですが、韓国の特に地方に行けばかなり多くの数になります。あまり人通りのいない場所に連れて行かれ、危ない目にあったという案件も過去にあります。
なるべく移動する際は公共交通機関(地下鉄やバス)を利用し、タクシーしかない場合はgooglemapを利用した上でこちらの意思をしっかり伝えるようにしてください。
マッサージ店
韓国といえば美容大国。日本とは違った美容施術がとても人気ですよね。
しかし、中には男性が施術を担当し、要求していない体の一部を触られるなどセクハラまがいの悪徳店舗も存在するのが事実です。マッサージ店を利用する際には、安い!という理由だけで決して行かないようにし、また店舗のクチコミ等をよく下調べしていくことをおすすめします。
今はSNSなどでも情報が気軽に手に入る時代になりましたので、きちんと情報を得た上で、安心して任せられるマッサージ店に行かれることを強くおすすめします。
夜の一人歩きについて
これは本当に声を大にして言いたいです。女性の夜の一人歩きは絶対にやめてください。
ソウルや釜山などの都会では、朝5時くらいまでショッピングモールが空いていたり、出店や屋台が多く出ていたりと一見出歩きやすい雰囲気に思えるでしょう。しかし、一人で出歩くことは本当に危険です。
性犯罪や暴行事件に巻き込まれるだけではなく、スリや誘拐もリアルにあります。
弘大の事件にも見るように、そのような事件があってもあまり大々的に報道されることはないため、日本人女性は韓国に対して安全だというイメージを多く持たれていることがほとんどだと思います。
ですが、現実は、反日感情をもった方も多くいることを忘れてはいけません。
日本人が思っている以上に根強く残った日韓の歴史問題は、時に考えもしないような事故や事件にまで発展しかねないのです。
どうしても夜出歩かなくてはならない場合は、知人に連絡先や行き先をきちんと伝えてから行くなど、対策が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は『女性の韓国旅行は危険?』をテーマにリアルな事情をお伝えしました。
恐ろしい内容もありましたが、ご自身の身をきちんと守るように対策をしっかり練った上で、思い出に残る楽しい韓国旅行になりますことを願っております。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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