ミステリースリラー『バラマンション』。
この作品は、たくさんの登場人物と付線が散りばめられています。
集中して視聴しないと、内容が理解しづらいこともしばしば…。また物語序盤から結末まで繋がっている作品でもあります。
今回は、この作品の1話〜2話をすでに視聴した方に向けて
「手隙で視聴してみたけどいまいち理解できない…」
「次話までかなり時間が空いてしまったので、おさらいしたい」
なんて方に向けて記事を作成しました!
ネタバレ解説とともに考察を執筆させていただいているので、この記事を読めば内容の大筋がわかるようになっています!
ぜひ活用してみてください。
1話 ネタバレ解説と考察
ネタバレ解説
とあるマンション内で凄惨な事件が発生。
夫婦のマンション内に何者かが侵入します。その人物とは、イ・ウヒョクという男性でした。
包丁を持って2人夫婦を殺害。
作品冒頭からかなりショッキングな内容です。
ここで、主演を務めるイム・ジヨンが登場!
ジナは、釜山の一流ホテルで毎日忙しい日々を送っています。一方、ジナの姉であるジヒョンは、ソウルで国策研究所の研究員でチーム長として出世。
そんなある日、ジヨンの誕生日プレゼントにジナは、“VIP用の下着”をプレゼントします。ジヨンは大喜び。すぐさまジナに電話をしてお礼をいうが、ジナはそっけなく突き放します。
ここで、姉妹関係があまり仲良くないことがわかります。
ジナは、仕事中VIPの客室でクレーマーともいえる顧客の対応をします。平気で嘘をつき、場を逃れるジナ。それをみたキムチーム長が、“顧客にウソをつくのは良くない“と指摘が。
ジナは、すぐさま謝罪。
そう、ジナは、嘘をつくのが巧妙だったのです。
事なきを終えた後、ジナの同僚、ユンジは、「なぜ父親が病院長なのに、こんなホテルで働くのか?」と問います。
この父親が病院長なのもジナの嘘です。
ジナは上手にかわした後、ユンジがある問題をジナに打ち明けます。
「マ支配人のセクハラ行為を女社友会に告発した」
…と。
証言がいるから証人になってくれとジナに懇願します。
ジナは、すぐに回答できずまた後で話そうというのでした…。
ジヒョンが仕事が終え、自宅に向かう途中エレベーターに乗ったところ突然手が…!?
その手の正体は、精神的に障害のある老婆であった。スーパーの経営をしているチャリーが、謝罪します。
が…。
その後、チャリーは“ジヒョンが何階のマンションに住んでいるのか”チェックするのでした。
さらにジヒョンが、部屋についた様子を何者かが双眼鏡で覗いているのでした…。
ジナは、彼氏であるドンヒョンとデート。
ショッピングに出かけ、ジナは自身の洋服を購入。
それをSNSにアップロードします。
その投稿にコメントを残そうかと悩んでいる様子の人物が映し出されます。
そのコメントに「あいつを信じてはいけない」と書き込まれようとされていました。
そんな中、ジナがドンヒョクとディナーを楽しんでいます。
ドンヒョクは、ジナと結婚をしたい様子。
また夢である薬剤師として独立をしたいと伝え、どうせだったら父親の病院で働きたいと。
なんとも少し下心が見えています。
ジナは、“急かさないで”とはぐらかせます。
その頃、ジヒョンは、自宅に到着。エレベーターで待っていたところ何者かに襲われてしまい…。
翌日。
ジヒョンから連絡が途絶えたと父親が大騒ぎ!
ジナに”すぐに会いに行け”という。仕事中のジナに対し、少し強引ともいえる言い分です。
ムカつくとジナは座り込みます。
この描写で、父親は公務員として出世コースを歩んでいるジヒョンにかなり肩入れしている様子が伺えます。
そんなとき、突然ヤン部長が姿をみせ“マ支配人に対するユンジの告発”についての話をします。
何もなかったといえ、正社員になりたいだろ?
脅迫ともいえる言い分をジナに強要。
そんな中、咄嗟にジナは有給休暇を取りたいとヤン部長に申し入れます。
すぐさまジナはソウルに向かいます。
向かっている電車の中で、ジナは“カペンシス”という謎の人物とチャット。
このチャットの中で、ジナにとって実家は行きたくなく嫌な思い出があるということをカペンシスに打ち明けます。
自宅に戻ると、“バラマンション建て替え認可を許可”の張り紙。
するとジヒョンの自動車付近で、精神障害を患っている老婆が独り言をいっていました。
話しかけると突然逃げ出します。それに驚くジナ。そんな様子を、ある謎の“若い女性”が撮影をしているのでした。
そして、不審なキャンピングカーも。そこには、夫婦を殺害したイ・ウヒョクの姿がありました。
実家に戻ったジナ。
りんごをかじりながらふと何かを見つけます。
それは、床にこびりついた血痕らしきものでした。
その血痕を辿ってみると、ベランダには首吊り人形がいた!?
そして、玄関から誰かが侵入してくる?!
そんなジナをずっと望遠鏡で覗いている人物がいたのだった。
1話の感想と考察
さて、1話では一気にたくさんの登場人物が出てきました。
筆者が、最初視聴させていただいたときキャストさんの顔もなんだか似ていることもあってか、ごちゃごちゃになったのを覚えていますw
そう感じた方も多いのではないでしょうか?
なので、まずは1話の主な登場人物をおさらいしていきましょう!
以下の通りです。
- ソン・ジナ(主人公)
- ソン・ジヒョン(ジナの姉。何者かに襲われ失踪する)
- ソン・ヒョンシク(ジナとジヒョンの父親)
- ユンジ(ジナの仕事仲間。マ支配人のセクハラ行為を密告する)
- ドンヒョク(ジナの彼氏。薬剤師でジナの父親が病院長なのをいいことに利用しようとしている)
- イ・ウヒョク(603号室の夫婦を殺害した人物。キャンピングカーにいる)
- 精神障害を持っている老婆(チャリーの母親。ジヒョンを脅かせたり、独り言をつぶやいたりしている)
- チャリー(バラマンション付近のスーパーの経営者。ジヒョンをチェックしていた人物)
- 謎の若い女性(ジナを動画撮影していた女性)
- ジナのSNSをチェックする人物
- ジナたちの実家を望遠鏡で覗いている人物
- ジナとチャットをしていたカペンシスという人物
1話では、ジナの姉であるジヒョンが何者かに誘拐されました。そのことがきっかけで物語は展開していきましたね!
この登場人物の中で、1話時点で特に犯人と思われしき人物は以下の通りです。
- イ・ウヒョク
- チャリー
- 謎の若い女性
- ジナのSNSをチェックする人物
- ジナたちの実家を望遠鏡で覗いている人物
ジナたちに直接的に関わってきていた人物です。
特に、イ・ウヒョクは603号室の夫婦を殺害した危険人物でもあります。ジナの行動もチェックしている様子もあることからかなり怪しい…。
ただ現時点では怪しい人物が多すぎて単独犯であることも疑わしいですね。
1話からかなり見応えのある内容。
2話も引き続き視聴していきましょう…!
2話 ネタバレ解説と考察
ネタバレ解説
2話冒頭では、バラマンションに引っ越した昔の家族の情景が。
ジヒョクがふざけてベランダにいるジナをついて脅かせます。
ふざけるなとジナ。
父親のヒョンシクはお姉さんに向かってその口の聞き方はなんだとジナに怒ります。
先にやってきたのは、ジヒョクだと言い切るジナ。それでも父親は、ジヒョンの味方。
あまりにヒョンシクが姉に肩入れをしているのがわかります。
そこで、画面が切り替わり1話の続きに戻ります。
突然、実家に入ってきたのは父親のヒョンシクでした。
ジヒョンのことが心配で、仕事が手につかず延期してきたと告げる父親。ジナは早々に父親の肩を引っ張り、吊るされた人形の姿を見せます。
警察に通報しようと提案する父親。
そんなとき、突然、婦人会長(スクジャ)がジヒョンの家に尋ねます。
出てきたのが父親だとわかりすぐに立ち去ろうとするスクジャ。
しかし、父親はスクジャを引き止めます。
なぜジヒョンの家に?なんの用事があった?
言い逃れできない状況に、ジヒョクが、“スーパーの後継ぎでありバラマンションの住民チャリーとお見合いすることになった”と説明する夫人。
それをいうと、すぐさま立ち去るスクジャ。
自分のマンションに帰宅したスクジャ。
なぜいないのか?よくわからない様子です。
ある女性と“なぜかジヒョンがいなくなった”と電話で話しているのでした。
警察にまずは行こうと父親とジナは話す。
エレベーターにいるとき、まずは防犯カメラの映像を見せてもらおうと提案するジナ。
早速管理人にお願いをします。
しかし、規定上はできないらしく、婦人会の許可がいるそうでさらに映像は住民センターにあると言い放ちます。
パニックになるヒョンシクは、管理人を責め立てます。
そんなジナは落ち着かせようとする。
管理人は立ち去る2人をみて何者かに電話をするのだった。
さらに警察にヒョンシクの車で行くのを、謎の若い女性が再びみて、何者かに電話をする。(おそらくスクジャ)
行き先はわからないと…。
車の中で、姉ばかり必死になるヒョンシクに釘を刺すジナ。
ここで、またもや姉であるジヒョクのことしか考えないヒョンシクを強調するかのようにが描かれています。
警察署にて。
ヒョンシクが大声で位置追跡をしてくれと懇願します。しかし、警察の対応はかなり冷たく、まずは、失踪届を提出してくれと…。
そんな警察の対応にさらにヒートアップしてしまうヒョンシクにジナが注意。
代わりにジナが対応することに。
ジナが冷静に、現場に残された“首吊り人形の写真”を見せる。
警察は、パク・ミンス巡査長が担当する刑事課に言ってくれと案内します。
指示されたとおり、ミンスを探すジナ。
ミンスを見つけ、首吊り人形の写真と血痕があったと説明。
また連絡するとミンス。
ヒョンシクとジナは警察署を後にするのだった。
帰りの車内にて。
ヒョンシクは、関心がなさすぎる、税金の無駄使いだと不満が爆発。
冷静にヒョンシクをジナ。死んだとまでウソを言わないと警察は動かないとヒョンシクに説明します。
そんなとき仕事の電話が、数十億ウォンの工事の話で現場に戻らないと行けないかもしれないと。
ここで父親は、病院長なのではなく現場を指揮する仕事に就いていたことがわかります。
ジナは、部屋まで帰っている途中スーパーの経営者チャリーを見かけます。スクジャ(婦人会会長)がいっていた“ジヒョンとチャリーのお見合いの話”を思い出し、尾行をすることに。
尾行をしている中、精神病を患っている母親が、大騒ぎ!チャリーがかまっているとき、その間にジナは事務所に忍び込む。
そこには、淫乱な写真があるのでした…。
部屋に帰りバラマンションの書類に目を通すジナ。
性犯罪者が多いその名簿の中に殺人の文字が…。
603号室に事件が起きていることを知ります。その犯人は、イ・ウヒョクと書かれていたのでした。
そんなとき、突然弟が、部屋から現れます。
ジヒョン姉さんを見ていないか?とジナは聞きます。
そして、首吊り人形を見せたところ、弟はすぐさまその仕業は、上の階の女ではないかと疑います。
頭がおかしく、ジヒョンがうるさいと文句をいったら包丁を持って殺しにきた事件があったと説明。
キャリーバックもないから旅行に言ったんだよと弟はすぐにゲームをしに遊びに出かけてしまいました。
その弟の様子を撮影する女性の姿が再びあるのだった。
翌日、警察が家を家宅捜査をしにきます。
血痕やジヒョンのスマホを分析すると。
ジナは、その分析結果を待つ中、昨日の名簿にあった殺人事件が気になり事件現場である603号室に訪れます。
管理人から情報を得たスクジャは、すぐさま603号室に。
そう、管理人とスクジャは繋がっていたのでした。
ジナに声をかけるスクジャ。
603号室の殺人鬼ウヒョクとジヒョンは面識があったと説明。
猫の餌やりを注意して、ウヒョクと一悶着あったと…。
雨の中。
ウヒョクのキャンピングカーを怪しむジナは鍵屋を読んで、内部を見ようと試みます。
車の鍵を鍵屋に頼み、侵入することに成功!
あたりを探すと、くまのぬいぐるみにジヒョンの下着が…?!
びっくりしたジナは、すぐさま写真を撮影。
しかし、猫の餌をやりにいった。ウヒョクが戻ってきて?!
2話の感想と考察
2話では、
- ジナはうまく嘘をつくことがあること
- ジナと父親ヒョンシクの仲が悪いこと
- ヒョンシクがジヒョクばかりに愛情を注いでいること
- 婦人会長スクジャが管理人や謎の若い女性と繋がっているが、ジヒョクの誘拐には関わっていないこと(ジヒョクが失踪したのを知らなかった)
- 女好きのチャリーが、異常な性癖を持っていること
- ジヒョンとウヒョクは、お互い面識があったこと
が新たにわかりました。
ここで、ジヒョクの誘拐に関わっていないと断定できるのが、スクジャと管理人、謎の若い女性ではないでしょうか。
スクジャは、なぜかジヒョンがいないことに驚いていた様子でしたし、謎の若い女性は、スクジャに“ヒョンシクとジナがどこかへいった。場所はわからない”と発言しています。
2話では、ウヒョクがジヒョン誘拐の犯人として一番有力な人物ですが、チャリーも十分怪しいですよね。
また、主人公であるジナも考えられなくはないです…。
なぜなら父親ヒョンシクが、常にジヒョンにのみ愛情を注いでいたからです。
嫉妬心に苛まれ誘拐といった口実もできますし、首吊り人形に限っては第一発見者です。
謎がどんどん深まるこの作品。
一体誰が犯人なのでしょうか…?
まとめ
以上、『バラマンション』1話〜2話のネタバレ解説と考察でした!
このサイトでは、『バラマンション』について深掘りしてわかりやすく解説していますので、ぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね!!
最後までお読みいただきありがとうございました☺︎